データベース操作をするならこれからはRoomを使うのが当たり前みたいな流れなので試してみました。
が、これがもうデータ操作をする前の準備段階で結構痛い目を見ています。
参考にできそうな情報が過去と錯綜しているのと、プレビュー段階の物とか。あと、Googleのドキュメントが結構嘘っぱちすぎて辛いです。
2022/09/28現在、Roomのステーブルバージョンは 2.4.3
この状態で日本語のドキュメントと英語のドキュメントのサンプルコードの差異はほぼない感じ。
で す が
このサンプルがかなりあてにならない。
プロジェクトへの導入部分のコードが誤っているとか何というか…モジュールレベルのbuild.gradleへ追記する必要のある定義で問題
その1kspはなかったことにしよう
dependencies {
def room_version = "2.4.3"
implementation "androidx.room:room-runtime:$room_version"
annotationProcessor "androidx.room:room-compiler:$room_version"
// To use Kotlin annotation processing tool (kapt)
kapt "androidx.room:room-compiler:$room_version"
// To use Kotlin Symbol Processing (KSP)
ksp "androidx.room:room-compiler:$room_version"
// optional - RxJava2 support for Room
implementation "androidx.room:room-rxjava2:$room_version"
// optional - RxJava3 support for Room
implementation "androidx.room:room-rxjava3:$room_version"
// optional - Guava support for Room, including Optional and ListenableFuture
implementation "androidx.room:room-guava:$room_version"
// optional - Test helpers
testImplementation "androidx.room:room-testing:$room_version"
// optional - Paging 3 Integration
implementation "androidx.room:room-paging:2.5.0-alpha03"
}
誤りと言うのは何ともな部分ですが、「ksp "androidx.room:room-compiler:$room_version"」をコメントアウトしないと先に進まない。コメントアウトしても問題が無いのかという判断もできない状態でコメントアウトするのはかなりきつかった。色々見る限り、コンパイル時間が短くなるだけのようなので、不安定になるぐらいならこんなものいらない。ステーブルバージョンとはいったい何なのかと…
その2「implementation "androidx.room:room-paging:2.5.0-alpha03"」
結論から言えば、これが大問題で、バージョンは他と合わせる必要がありました。
なので implementation "androidx.room:room-paging:$room_version" とすれば解決できます。そもそもオプショナルってなっているのでこれもコメントアウトするだけでもいいのかもしれませんが不明。
ちなみに2.5.0-alpha03は現時点でアルファリリース状態のバージョン。
しかもです。こいつが2.5.0ベースのおかげで、SDKレベルも33以上にする必要が出て来てたりこれのおかげでえらい遠回りさせられました。
@ナントかで記述して作法通りに記述する必要があり、いくつかのデータベースプログラミング経験があってもマニュアルがないときつい気がしました。ネット上で探すとそれなりに時間を浪費する。そしてエラーが表示されても文字化けして想像を絶するという。
この文字化けは Android StudioにおけるBuild Outputの文字化けを解消 https://qiita.com/watanaby0/items/bc2459e03c81a4b708c7 で解決できました。Room以外にもたびたび悩まされた文字化けですが、Roomで発生するエラーはコード展開されたあとのコンパイラのエラーなので全く想像つきませんでした。出力は英語のままでもいいのに変なところでローカル化するから…
で表示されたエラーが「(public)より弱いアクセス権限を割り当てようとしました」という感じで、これの英語表記は多分「attempting to assign weaker access privileges; was public」となっていて、これをヒントに検索してみたところ、2.3ベースにすれば解決するっぽい記述が出てたので変更しても変化せず。
悩んだ挙句に「room-paging:2.5.0-alpha03」が原因じゃないかと当たりを付けたところようやく解決したという。
こう言うのがandorid触ってて非常に面倒くさい。windowsも似たようなことはあるのですが、環境設定レベルで動かせないとか知らない人間にとってものすごいハードルが高い気がします。