午前5時過ぎ。
半分寝ぼけながらスマホが光ってたので通知を確認するとPlay Consoleアプリからの通知で「アプリが削除されました」という内容の通知が4つ。
正直不意打としか感じない対応ですが、EUの個人情報保護に関する対応なのかなと。
メールを確認すると4つメールが入っていて、内容は同等ので以下の内容でした。
[アプリ]についての通知
デベロッパー各位
審査の結果、 [アプリ] は、Google Play
ポリシーに違反していると判断されたため、Google Play
ストアから削除されました。このアプリは、ポリシーに準拠するアップデートをご送信いただくまで、ユーザーに配布、販売されなくなりますのでご了承ください。
削除の理由: Android 広告 ID の使用ポリシー及び Google Play デベロッパー販売 / 配布契約 4.8 への違反
アプリが個人情報や個人情報や機密情報を扱う場合、有効なプライバシーポリシーを掲載して頂く必要があります。お客様のアプリは Android 広告 ID の収集及び転送を行うことが確認されましたので、プライバシーポリシーを掲載して頂く必要があります。
アプリが Android 広告 ID の収集を行う場合、有効なプライバシーポリシーを Play
コンソールの所定の箇所及びアプリ内に掲載して頂く必要があります。プライバシーポリシーの中でユーザープライバシーについて明記し、URL
が有効であることをご確認ください。
必要な対応: プライバシーポリシーをストアの掲載情報及びアプリ内に追加してください
Android 広告 ID の使用に関するポリシー、ユーザーデータに関するポリシー、Google Play デベロッパー販売 /
配布契約を確認し、アプリを修正します。個人情報や機密情報を要求する場合、上記 Google Play
ポリシーに準拠した上で、有効なプライバシーポリシーへのリンクをストアの掲載情報及びアプリ内に掲載して頂く必要があります。
アプリが、デベロッパー プログラム ポリシーに含まれるすべてのポリシーに準拠していることを確認します。再度ポリシーに違反したアプリには追加措置が取られることがあります。
デベロッパー コンソールにログインし、ポリシーに準拠した修正済みの APK をアップロードします。必ず APK のバージョン番号を更新してからアップロードを行ってください。
また、お客様のアプリから個人情報や機密情報に関するアクセス権限リクエストを削除していただくことで、今回の警告を回避することも可能です。
アップデートが承認されると、アプリはすべてのインストール、評価、レビューが元のままの状態で再び配布、販売されるようになります。
ポリシーをご確認のうえ、今回の削除措置が誤りだと思われる場合は、お手数ですがポリシーサポートチームまでお問い合わせください。担当者が 2 営業日以内にご連絡いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
Google Play チーム
句読点の「。」が一か所飛んでるのが気になりましたが、メールをざっくり読んで対応できそうなのは
- Googleへ文句を言う。
- アプリを修正する。
のどちらかという感じなのですが、おそらくGoogleへ連絡したところで対応があるとは考えられないのでアプリ修正を寝ぼけながら始めました。今見直すと、ポリシーの掲載だけでも行けそうですね。
現状削除された4つのアプリはAdMobを利用しているアプリで、アナリティクスも利用しているかな?
アナリティクスは、アプリ公開時は実装方法やレスポンスといったアナリティクスに対する興味で実装していたのですが、最近はその興味も全くなくなってしまい、Firebaseに統合されあとは、アプリソース内から関連コードを削除しているのが現状です。
ただ、アナリティクスは他のFirebaseの基本部分として firebase-core という位置付けで自動的に利用している感じはします。
AdMobに関しては、鼻で笑うしかない状態なので削除してしまってもいいんじゃないかと思う一方で、まぁもらえるものは欲しいという欲求のためにだけ使っている感じです。
問題となっている「広告ID」ですが、アプリ内では一切ノータッチです。アナリティクスが間接的に使ってそうな気もしますが、確実にAdMobが利用しているとは思います。
個人情報保護の観点ではアプリにダイアログを表示させて同意させればよかったと思いますが、まぁ…そんな同意がそもそも嫌いなので、利用していない「広告ID」を何とかできないかとググってみるとそれらしいのがありました。
広告IDを使っている覚えがないのにGoogle Playからポリシー違反を通告されたけどFirebaseのせいだった https://qiita.com/Nkzn/items/326ad03e358b5d3fbafc
このまとめっぽい記事内のメールは18日に届いてこれが7日前の警告なのですが、私の手元にはいきなり削除したあとの事後報告メールです。しかも自動(;´∀`)
ユーザーポリシーの掲載もしていないので、そんなデベロッパーは一斉に削除対象になったんだと思いますが、それでも18日+7日=25日に削除のはずなのに22日に削除するとかね…。
対応方法はメタタグを追加すればよさそうで、この方法は公式のドキュメントにも記載してありました。
そもそも「広告ID」は使用していないので、固定で無効にしておけばいいのでこれだけでOK。
そろそろ真面目にポリシー書いて掲載しておかねばならないのかな(´-ω-`)
対応方法は単純なのですが、問題なのはAdMobを含むアプリで機能的な理由からコンパイルSDKレベルを止めているアプリがあるので、その動作確認をする必要がありました。結果から言えばSDK26でコンパイルしてAndorid 7.0で動作したのでちょっとほっとしました。そもそも非力な端末でなければ必要ないアプリなのでもう出番はないかな?と思っていたのですが、Android Oneのおかげで意外と需要はあるみたいです。
他の物はライブ壁紙とスクリーンセイバーなのでSDKレベルが上がっても大丈夫かなと判断して最新の28でビルドし直して終了。
書けばたったこれだけなのですが、実際の作業は結構壁にぶつかりながらの作業でした。
Gradleのバージョンが上がってしまったための対応だとか、firebaseのライブラリのバージョンアップの対応とか、Android Studioのバージョンアップの対応とか。
ソースコードはほぼ変更していないのですが、.gradleの書き換え作業が面倒で何が引っかかってるのかわかり辛すぎました。
まぁこんなことが無い限り最近は製品版のリリースは行わないで、内部トラックでしかリリースしてませんけどね(;´∀`)
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また削除