2014年6月18日水曜日

今更ながらのTegra NOTE 7 の使用感

かなり遅れて購入して使い始めて落ち着いたので今更ながらの使用感(笑)

外観

7インチタブレットは2つ目になる。安っぽいとかいろいろあるけど見た目は悪くはないと思う。
横向きに持つときにスピーカー部のプラスチックが非常に薄くなっているためか握った時に不自然な音がする。
また縦置き時に上部中央にカメラと光センサーがついているため、これが横向きに持った時に指で隠れてしまい画面の輝度の変化がたびたび発生してしまう。(光センサーオフとかあればいいのにね)

発熱

バッテリー充電時はさほど発熱しないが、ひとたびゲームを行うとバランスの設定となっていてもかなり高温になってしまっている。
時間にして15分程度遊んでいるとかなり熱くなり、だんだんと処理落ちが発生してしまう。
このまえまでここまで高温になっていなかったような気もするのでもしかするとOTAで不具合が発生しているのかもしれない。

ディスプレイ

視野角は問題はない。Tegra NOTE7 特有の反射率が異なる素材が液晶面に展開されているため縦置きの状態で横方向の筋が見える。画面の角度によって見えなくなるのと通常は気にはならない程度。
色味が少し独特なようで全体的に黄色みがかっている感じがする。色補正機能があるのでそちらで対応するといいかもしれない。

サウンド

音質はIdeaPadA1000Fよりは悪いが、内臓スピーカーとしては悪くはない。ボリュームコントロールは無音を含めて16段階で静かなところでも音量のコントロールは問題ないレベルになっている。全体的にボリュームは小さめ。
Tegra NOTE 7特有の発声時の最初の音量が極端に小さくなるためプレーヤーアプリによっては曲の出だし部分の音が飛んでいるように感じる。
発声方法によって回避は可能だと思われるが、そのような対応を行っているプレーヤーは今のところ見当たらない。
また、処理速度は悪くないはずなのだが音楽プレーヤーなどでは音切れが頻発する。ゲームなどでは発生していないことを考えると、ドライバレベルで不具合があるように思われる。

専用カバー

本体全体が保護されるわけではないので持ち歩く場合は別途入れ物が必要と思われる。
蓋を閉じると画面だけでなく通常のスリープよりも本体スピーカーから再生中の音楽なども止まってしまうため不便に感じた。
閉じているときには非常にいいのだが、使用時に蓋を裏側に回すと蓋の落ち着きが悪く、正直扱いづらくなる。横置きスタンドとしては申し分のないレベル。

タッチパネル

電源オン時に初期化が不安定でたびたびスワイプのような画面をなぞる操作が安定しない。そのような場合は一度電源ボタンなどでいったんスリープ状態にしてから立ち上げなおすと安定する。
タッチセンサーが画面より若干広いエリアで反応する感じで、持ち方によって誤認識されることが多いように感じる。

専用のスタイラスペン

スタイラスペンを取り出すことによりアプリが起動されるというのはうれしい機能だった。
通常のスタイラスも使用可能で用途によって使い分けるとドローイングソフトによっては非常に便利だと感じた。
特に筆圧ではなく触れている部分の面積を筆圧と扱っているので一般的な先が丸くなっている柔らかいゴムのペンと相性が良かった。
付属のものでは独特の形状で硬いゴムなので扱うのに慣れが必要に思えた。
また不完全ながらもスタイラスのみ検知するモードがあり手で触れても無視されるようになるのも使用感は通常のタッチパネルと比べて便利。ただし機能的に不完全な感じが強い。指で触れながらペンを扱ったりできそうだったが反応が安定しないのでおそらく想定外の使用方法になっているのだと思われる。

カメラ

背面カメラとディスプレイ側にカメラが搭載されていてOTAで4.4以上にアップグレードすればGoogleカメラも使えて非常に便利そうです。
解像度は背面カメラで500Mピクセルでちょっととるのには個人的には十分。
Googleカメラの機能や仕様が安定していないのか、メインメモリ2G用なのかはわかりませんがパノラマなどに切り替えるとそのまま落ちてアプリが起動しなくなる状態になってしまいます。アプリ管理などからGoogleカメラのデータ消去を行えばまた起動できるようにはなりますが、なんとか普通に使えるようになってほしいと心から願います。

外部コネクタなどの使用感

縁に丸みがある形状なのでコネクタ類の挿入がしやすいようなしにくいような。USBケーブルに関しては斜めにして差し込むと差し込みやすいが普通に(まっすぐに)差し込むと意外と引っかかって差し込みにくい。

ファームウェア更新

購入直後はAndroid4.2で、OTAアップデートを行って4.3、4.4.2まで上がった。
OTAアップデートだけであれば4.2からデータの初期化などは一切なく、ほぼそのままの状態で4.4.2の状態になっている。
OTAの配布が順番に実行されるので更新し終えるまでに結構時間がかかるのが問題といえば問題かも。
かなりOTAの配布があったようで不具合も都度修正されてはいる雰囲気なのは好感がもてるが完全に不具合がなくなっている状態にはなっていない。

4.4.2までアップデートするとバッテリー残量の数値が表示ができなくなってしまったのは少し残念。

全体的な安定性

Androidの宿命としてRAMの空き領域が少ない状態でアプリを動かすと不安定になったりアプリが落ちたりすることが多いが、処理速度が上がっているためにその頻度はかなり少なくなっているように感じる。
ただ4.4自体がまだ不安定であるようで、空きメモリが極端に減った状態に陥ってしまう。しばらくしても元に戻らないので再起動させることもしばしば。

グラフィック描画や処理速度も現状のAndroidの中ではトップクラスと思われ、非常に快適なのは間違いがないが、現状のままだとゲーム機としてみると発熱問題が致命的なので非常に残念。
無理して継続使用していると処理落ちが発生するうえ、おそらくハードウェア的に相当ストレスを与えていると想像される。

理想的な使い方は息抜きでサクッと遊ぶような使い方がいいような感じがします。

使えそうなハードではあるがリファレンスモデル特有の使用用途になっている感じが強い。
フルに使いこなそうとするとどうしても通常製品モデル(HP Slate7 Extremeなど)のほうがよいということだろうか?かなり悩んだ末にTegra NOTE 7にしてしまったのでかなり気にはなっている(笑)

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