2020年7月15日水曜日

結構な頻度で取りこぼすのですが?

色々と試行している最中ですが、そろそろ万策尽きそうです。

DHT11の古い方のデータシートに注意書きとして
Note: The host reads the temperature and humidity data from DHT11 always the last measured value, such as twice the measured interval of time is very long, continuous read twice to the second value of real-time temperature and humidity values.
とデータタイミングダイアグラムの図の下に書いてありました。しかも赤い色の文字で。
英語力が無いのでよくわかりませんが、グーグル翻訳に通すと
注:ホストは、DHT11から温度と湿度のデータを常に読み取ります。たとえば、測定間隔の2倍は非常に長く、リアルタイムの温度と湿度の値の2番目の値を2回連続して読み取るなどです。
一時期のグーグル翻訳はかなりすごい感じで訳されてた気がするのですが、最近なんかパッとしませんね…
とにかく2連続で値を取得して後から取得した値がその時の気温、湿度だよと言ってるのだと思うのですがどうでしょうw

そのためにどうしても2連続でDHTからデータを読み込みさせようとしています。昔の記憶をたどると、DHT11では連続してデータを読み取ろうとするとエラーが頻発してしまうことがありました。これがDHT22も同様に発生しています。
原因を調べるために結構突っ込んで調べたのが昨日で、今日はそれなりに改善策を講じたりしていますが、結果としてこれといったインパクトはありませんでした。
面白かった?ポイントとしては、python3でarray.array('B', [0 for i in range(100)])とかで一気に領域確保を行うと、予想以上に時間がかかってしまい、センサーに送信要求を出すと、受信準備が整う前にデータが送信され始めてしまい、開始部分を思いっきり取りこぼすという事態に陥りました。
安易な逃げ方としてクラス変数にして、領域確保はインスタンス作成時に逃がして、使いまわすためにバッファの長さも変数として追加しました。
そのおかげで、サンプリング時のループがかなり安定したのですが、問題は結構な頻度で取りこぼしてしまう状態に。
過去の経験から、GPIO.inputを短時間に呼び出している部分を1μsとか10μs以下では呼ばないようにしたり、軽くなりすぎたループにあえてウェイトをかけたりと、やってみましたがこれといったインパクトもなく、悪影響しか出なかったので最終的にバッファの確保以外はそのままとなりました。
別の角度から取りこぼしてしまうのならデータから救えそうな状態なら救ってしまえということで、信号を取りこぼしてバースト状態になっている部分を補正する処理も実装してみたものの、予想以上に取りこぼしが発生していて多少は救えましたが決定打にはなりませんでした。
DHT22はDHT11と比べてデータシート上のタイミングが結構違っていて、推奨値なども結構異なっています。実際はDHT11と同様の手順でデータは送られてくるのですが、推奨値にしたり、記載通りの手順に則ると素早く受信開始できるようになりました。けども…どうしても2連続の呼出しを行うためには間に0.5~2秒程度時間を置かないとデータが送られてこないのであまり違いは無いかもw
データシートにはセンサー自体のレスポンスタイムが、条件付きの数字ですが、湿度は6s未満、温度は10s未満とそれなりにかかるので、下手をすると10s程度待たないとだめかもしれません。2sでスリープするっていうのが個人的には引っかかりますが、きっとデータ送受信部分だけなんだよね?と考えてます。
センサーのハード的な問題もありそうなのですが、一番の問題はやはりデータの取りこぼし問題なのは変わらず、ps -aFでプロセス番号を拾って、taskset -cp 0 14437でプロセッサー固定させて実行しても状況は変わらず仕舞い。
プロファイラなどでどこでウェイトがかかっているのか調べてもよさそうなんですが…ここで他の言語の力を借りることを考え始めました。pythonはその辺がメインの使用用途だと思うんですが、正直面倒くさそうwとはいえ、実際にどのくらいの実行時間がかかるのかちょっと様子を見てみたいということで、時間取得から様子を見てみました。
検索すると超単純な時間取得のソース(https://www.mm2d.net/main/prog/c/time-04.html)があったのでそれをコピペして実行時間を見てみることに。
pi@rasp3bprs:~ $ gcc test.c
pi@rasp3bprs:~ $ ./a.out
1594811448 557473
1594811448 557880

これはgettimeofday()で取得した値を表示させることを2回行っただけの物なのですが、これで結構参考になる数字が。秒数はさすがにカウントアップされないものの、μ秒の単位では
407μ秒「も」かかってしまっていて正直ダメかとも思ったのですが、よくよく考えればこれはprintfの処理も含まれているので、gettimeofday()の応答時間をざっくりと様子を見てみたいのであれば、連続して呼び出した後で表示させるしかないわけで…変えて実行してみました。
pi@rasp3bprs:~ $ gcc test.c
pi@rasp3bprs:~ $ ./a.out
1594811575 025131
1594811575 025132

勘違いでなければ1μ秒で変数に格納されているのでいい感じです。(すべてraspberry pi 3b+で実行)
実際に必要な解像度としては安定していれば20μ秒程度になってしまっても行けるとは思うので、とりあえずcで作って、pythonへの組み込みはそのあと考えようかなとか。

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