色々と思うところがあってセンサーの選定をしていましたが、安価で簡単に手に入りそうなDHT22をポチって見ました。2個セットで1400円。一個700円とか3個セットのBME280より高価ですね…。
で早速手持ちのソースをデータシートをみつつ変更したところ、いきなりうまく行かず…すこし試行錯誤した結果、開始時の手順はDHT11の時と同じにするのが安定しました。データシート上だと細かく記載されていて手順が増えているようにも思えたのですが、結果としてpull upされた状態からダウン状態にした後、アップして待機するだけでデータが送られてきました。
それなりにDHTの共通ライブラリっぽいソースも見てみましたが、DHT11とDHT22とではデータの加工方法が違うだけのようでした。
今回DHT22を選んだ理由として、小数点以下の数字が取得できるっていうのがポイントだったのですが、これは今日発覚したDHT11でも温度の小数点が取得できたということで半減してしまいました…。(解像度が16bitで温度が整数のみってどう考えてもおかしいだろという突っ込みはさておきw)
気を取り直してスペックを見てみましょう。
DHT11 | DHT22 | |
---|---|---|
温度範囲 | 0~50℃ -20~60℃ | -40~80℃ |
温度解像度 | 16bit | 16bit |
温度レスポンス | 10s | 10s未満 |
湿度範囲 | 20~90%RH 5~95%RH | 0~99.9%RH |
湿度解像度 | 16bit | 0.1 |
湿度レスポンス | 6s | 5s未満 |
電源電圧 | 3.5~5.5V | 3.5~5.5V |
消費電力 | 0.3mA | 8mA |
サスペンド時 | 60μA | 10~20μA |
スリープまでの時間 | 2s | 2s |
上記は各データシートからの抜粋値で、レスポンスに関してはデータシート上に前提条件として1/e(63%)とか25℃でとか書いてあるので、センサー素子から値を得るのに何度も試行する必要があるもののようです。範囲が広がっているDHT22の方が消費電力が上がっているのもこの辺が影響してそうです。
正直、アップデート後のDHT11なら一般使用は問題ないんじゃというのはさておき、気になる違いはとしてDHT22の優れている点は温度、湿度の範囲が少し広いところでしょうか。DHTの仕様特性として、ほとんどの時間をサスペンド状態で放置されるはずなので、サスペンド時の消費電力が低くなっているのもいい感じです。
デメリットとして消費電力が数字上結構上がっているところ。データシート上はturn onと書いてありましたが、絶えず値をとり続けるのであれば、DHT11は結構優位ですね。
見直せば見直すほど、DHT22を買った利点がないわけですがw
関係ないところで、Raspberry piの放熱やセンサー自体の放熱もあるようで、DHTシリーズはエラー時のリトライで取得できる温度が少し上ってしまう感じがします。手で連続で値を取得すると温度がすこし上がることが多いのもおそらくセンサー自体の発熱があるためのような。
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