2015年7月7日火曜日

ようやくSSDを使ってみた

前々からSSDには興味はあるもののどうしても今一歩踏み出せない部分がありました。
一番引っかかる部分はフラッシュメモリの耐久性というところでしょうか。



とは言いつつも、HDDで何度も何度も痛い目には合っています。今のところノート型のPCのHDDはもれなくどれもこれも故障してサルベージすらできなくなっているものが大半だし、デスクトップのHDDも5割以上は故障しているとおもいます。稼働年数を換算すると、デスクトップはほぼ寿命とあきらめられるHDDがほとんどではありますが。

問題はノートのHDDは持ち歩いていたり、今ではそんなに珍しくはないが、電車の中で開いたりしていたために物理的な稼働中の衝撃が蓄積された結果なのだと思ってはいます。
物理的な構成からノートはキーボードとHDDの配置からしてHDDにとっては最悪極まりない環境なのではないかと昔から感じていますし、一番の問題と感じるのは日本語入力はフロントエンドプロセッサとして必ずキーを叩いている最中に辞書を参照しに行ったり、更新したりしているところです。しかもキーを入力するたびにその動作は確実に行われ、キャッシュや遅延書き込みでかなりのアクセス頻度は減らせるものの、確実にモーターが回ってヘッドが稼働している最中に物理的なキータッチという「振動」が発生している。
これもノート型HDDが逝ってしまう原因なのではないかと。

アクセスの耐久性を心配しているフラッシュメモリですが、ゲーム機のPCエンジンでその存在をしった時から壊れたものといえば数年前に某中華T社の安価USBメモリーが壊れた程度でメモリースティックやPCカード系のメモリーまで含め壊れてしまったものはほとんど経験していません。
壊れたUSBメモリーも動作を見る限りおそらくコントローラーが破損しただけで、メモリー部は生きている気がします。
頭でアクセスの耐久性と考えるとどうしてもHDDしか選択肢が無いように思えSSDには興味があっても今一歩踏ん切りがつかず躊躇していたところようやくSSDを購入してみることに。

動機の一番の原因は非力なHP Pavilionをなんとかもう少し使いやすくというところでしょう(笑)
メインメモリーも小さく、しかも64bit版を搭載してしまっているこのノートはどうしても力不足なところが大きいです。
それでもSDカードをRadyboostで使ったり、Bluetoothドングルを追加したりすればほぼ問題はなくなります。(補助記憶とは関係ありませんが、どうもMediatekのオールインワンタイプのチップのBluetoothがうまく機能しません。ドライバを入れ替えたりはしていますが、マウスなどでHIDデバイスが度々切断されてしまいます。)
AndroidStudioを使うと「動く」というレベルですが一応コンパイルまでできます。(笑)
一応メモリーの割り当てを変更したりできる限り小さくして試したり、ほとんどのサービスや常駐物を停止させてメモリーを開けて動かしたりしてみましたが、メモリーを湯水のように使うAndroidStudioには効果がほとんどありませんでした。

と、そんなあれやこれやがありますが、実際に交換作業に取り掛かることにしましょう。

換装前のHP Pavilionの状態ですが、340GのHDDのうちメインのWindowsパーティションの300G程度はほぼおなか一杯状態でした。WindowsUpdateも済ませAndroidStudioやAndroidSDKのアップデートもじゃんじゃん行ってデフラグで断片化表示が0%にはなっているもののおそらくメタデータ系はズタズタになっていたと思われます。
とりあえず適当に不要なファイルを削除したりWindowsクリーンアップを行ったりページファイルをなしに設定したりとやれるだけやって容量を250G程度に落としてからディスク管理でパーティションサイズを小さくしてゆきました。
まぁこんな状態ですから、何度かいろいろと手を尽くして30G程度小さくするのが限界でした。
最終的にAndroidSDKなども削除したり、インストールするためにダウンロードしたファイルなども削除し、空き容量を稼ぎました。空き容量を確保したにもかかわらず、パーティションは思うように縮まりません。
ファイル配置を直接変更できなくてもどのファイルが末端を占有しているのかわかれば何とかしようがあるのですが、現状そんなツールの手持ちがありません。泣きそうになりながら数日デフラグとディスク管理を行いながら寝ましたが全く進展しないため、ノート単体だけの作業はあきらめ、分解してHDDを取り出して外部から何とかしようかと試してみました。
しかし、Windows 10のデスクトップからデフラグやディスク管理をしてみましたが結果は変わらず。
しないためあきらめてツールがなにかないかと探したところ、最終的に中華製っぽいソフトにたどり着きました。いろいろ不安がありますが、この際仕方がありません。あきらめて使うことに。インストールでフリー版ではもしかすると機能がごっそり動かないかも的なライセンス表示が行われたものの、ちゃんとパーティションの変更は行うことができて助かりました。

パーティションのサイズが小さくなり、一度その状態でHDDをWDのHDDで使用することができるDiskツールでバックアップを行い再起動を行って(なぜかWindows10では外部HDDの取り外しが行えない。ディスク管理でドライブをオフラインにすればできたような気もするが、普通は取り外しが行えるはずなのでこれはバグくさい(笑))HDDからSDDにリストアを行ってみました。
容量が小さくなっているのでそのまま入らないかもしれないとおもいつつも、ブートセクタなどの設定もそっくりそのまま持ってゆきたいと思っているのでドライブ丸ごと指定でリストアを行ったところ、何にも意識しなくても普通にリストアが終了。
パーティションのサイズが適度に異なっている部分はあるものの大した問題ではないのでファイルの退避を行ったものを元に戻して早速ノートに戻して電源を入れてみることに。

思った以上に何の問題もなく起動し、一番感動するのはやはり起動時間が恐ろしく早くなったところでしょう。HDDでも8.1だと速いには早いですが、どうしても最初のOSロード時間は時間がかかってしまいます。
休止状態からの復帰もただスリープしているような感覚で使用できました。

後日Windows10にアップデートする直前にAndroidStudioも使ってみましたが、エミュレータこそ動かさなかったものの、コンパイル時間が今まで下手をすると30分経っても終わらなかったような状態のものが、5分程度でコンパイルできるなど、実用性はさておきコンパイルはできるようになった感じがします。エディターはまぁそれなりに重たいですが、ちょっと修正する程度なら我慢できそうです。(笑)

SDDに換装したのが七夕の日あたりなのでこれが実際いつまで使えるか正直気になります。
願わくば本体が壊れる程度まで持てばうれしいのですが。

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